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伝統行事を守り続けていこうと思う今日この頃です。

2019.01.18 | CATEGORY: ブログ

ここ長野県松本市では小正月の子供を中心とした伝統行事として『三九郎』というものがあります。

三九郎とは??
県外の方にとっては???と感じている方もいらっしゃると思いますが、
もとは宮中行事の「左義長」が起源といわれている小正月の火祭りです。
お正月に飾る松飾りや注連縄飾りにはお正月の神様が寄り付くと昔から信じられており、
粗末には扱えないということで地域中の正月飾りや縁起物を一つの場所に集めて焼く火祭りが行われました。
この火祭り行事を松本市周辺では『三九郎』という独特の名で呼んでいます。
他の地域では『どんど焼き』などともいわれています。

三九郎は、木で組んだ骨組みの周りに藁や松の枝を縛り付けそこに正月飾りやだるまなどを飾り付けて燃やします。
こうすることでその年の豊作や無病息災を祈るとともに、燃え上がる炎と高く立ち上る煙に乗せ、
お正月の神様を空高くお送りするのです。

正月飾りや縁起物を燃やす三九郎の炎は尊く神聖なものでそこには特別な力が認められており、
これで繭玉(上新粉に白やピンク薄緑色などに色を付け繭玉の形に作った小さな団子)
をあぶって食べるとその年は病気にかからないとか、虫歯にならないなどと言い伝えられています。
(最近では、マシュマロやウィンナーなどを焼いている姿も見られます。)
その他にも書初めを燃やして高く舞い上がると上手になるとか、
火にあたると若返るとか火の粉が高く立ち上るほど豊作が期待できるともいわれています。

伝統行事の三九郎ですが、私が子供のころとは違いだいぶ簡略化されているなぁと感じています。
子供中心の行事ですが、少子化で子供が少なかったり、田畑が減っているので燃やす場所に苦労したり、
環境に気を付けて燃やしたりと悩ましいことばかりです。

伝統行事なので守れるところは守りつつ続けていきたいとなと思っています。

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今年も頑張るぞーとやる気満々の総務部のUでした。